シカール「レッツ!」
ケンバ「ヴィンディケート!」

シカール「これからお休みになる方も、そしてお目覚めの方も、時刻は25時になりました。 毎週水曜夜25時、レッツ・ヴィンディケートの時間です!お相手はわたくし、太陽の槍ことシカールと!」

ケンバ「王の摂政、ケンバがお送りしていくンバ。」

シカール「この番組では、普段華のレガシー界で活躍できていない優良なカードたちをヴィンディケート(名誉回復)していきます。どうぞ、最後までお付き合いください!」



シカール「ではさっそく行ってみましょう!ケンバさん、今回の優良カードは?」

ケンバ「それは「生体武器」ンバ!」

シカール「おお!生体武器と言えば、スタンダード・レガシー共にOut of Gantyuもいいところな装備品じゃないですか!一体これをどうやってヴィンディケートしていくのでしょうか?」

ケンバ「はい、まず生体武器単体ではただのゴミなので、これと高いシナジーを持つカードを考えてみるンバ。」

シカール「シナジーですか?」

ケンバ「生体武器といえバ、① 0/0+修正値のクリーチャーである ② 装備品である ③ アーティファクトである という特徴があるンバ。これらの点を踏まえてデッキを作ってくンバ!」



ケンバ「まず①について考えてみるンバ。だからどうした的な特徴であるンバが、これが絶対的な力を持つ状況があるンバ!」

シカール「一体それは!?」

ケンバ「それは…、《謙虚/Humility》が張られたフィールドンバ!」

シカール「謙虚、ですか?」

ケンバ「謙虚が張られたフィールドでは、あのレガシー界の代表的クリーチャーである、タルモゴイフ、聖遺の騎士、甲鱗のワームなどの大型クリーチャー達も、総じて1/1能力なしの貧弱クリーチャーに成り下がるというステキなエンチャントなンバ。」

シカール「クリーチャーのパワータフネスが1/1になる…、ハッ!」

ケンバ「そうなンバ、生体武器のパワータフネスはもともと0/0、しかも装備されている武器の修正値も加えれば…。」

シカール「あのタルモや聖遺に、一方的に殴り勝てるということですね!」

ケンバ「その通りなンバ。というわけで今回作成するデッキは[積極的に謙虚する]というコンセプトで組んでいくンバ!」



ケンバ「次に②についてなンバが、これはメリットであり、デメリットでもあるンバ。それは、謙虚を主軸にしていくにもかかわらず、装備品を大量に入れるためクリーチャーデッキにならざるをえないという点バ。」

シカール「クリーチャーがいなくても装備出来る点が生体武器のメリットでは?」

ケンバ「いくら何でも元が0/0の細菌だけでレガシー界を蹂躙するのは、夢があるが現実的ではないンバ。あくまでも元はゴミであり、対処法などいくらでもあることを忘れてはいけないンバ。」

シカール「なるほど。」

ケンバ「ではどのようなクリーチャーを選定していくかについてであるンバが、ここでも「ある意味」謙虚と相性のいいクリーチャーをあげるンバ。」

ケンバ「まず《貴族の教主/Noble Hierarch》、そして《極楽鳥/Birds of Paradise》ンバ!」

シカール「どちらも0/1のマナクリーチャーですね。」

ケンバ「その通りなンバ。これにより謙虚による貧弱化を抑えるどころか、むしろパワーアップさせることが出来るンバ!」

シカール「しかし、謙虚を張る事でマナクリーチャーとしての意味をなさなくなってしまいますが…。」

ケンバ「マナクリーチャーとしての能力は、あくまで謙虚を張るための高速化が目的であり、また謙虚を張ってからは積極的に殴りかかる必要があるので、このデッキに限っては究極のシナジーを発揮しているンバ!」

シカール「なるほど!」

ケンバ「よって、デッキ内のクリーチャーは生体武器、および上記2種のマナクリーチャーとなるンバ。」



ケンバ「最後に③であるンバが、生体武器がメインである以上、アーティファクト主体のデッキにならざるをえないンバ。」

シカール「アーティファクトを軸にしているデッキは、レガシーではなかなか上位に上がれていませんね。」

ケンバ「起動効果であることが多く、針などで対処されやすいことや、優良なアーティファクト・エンチャントを除去出来るカードが世にはびこりすぎているのが原因と考えられるンバ。
というか、エンチャント・アーティファクトごときで負け確なデッキが上位に上がれるはずないンバ。」

シカール「そうですね、まあ一部のコンボデッキについては、キーカードのエンチャント・アーティファクトをはじく前にやられてしまう場合もありますが、1キル・2キルなどはしょうがないといえますね。」

ケンバ「ところがどっこい!、基本的にエンチャント・アーティファクトを対処できるカードはサイドボードに多く積まれている傾向にあるのも事実なンバ!」

シカール「ZOO系統はもちろんとして、いくらコントロールデッキと言えども最後はクリーチャーですからね!」

ケンバ「よって、メインデッキではアーティファクトである事を生かす構成、2、3戦目ではこれらを守る、もしくは囮にするようなサイドボードに仕上げる必要があるンバ!」






ケンバ「さてメインおよびサイドが決まったところで早速デッキを作ってみたンバ!」

ケンバ「その名も生体謙バ!」




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☆生体謙バ☆


3:《貴族の教主/Noble Hierarch》
1:《極楽鳥/Birds of Paradise》

2:《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》
2:《悟りの教示者/Enlightened Tutor》

4:《皮剥ぎの鞘/Flayer Husk》
4:《迫撃鞘/Mortarpod》
4:《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
4:《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
2:《梅沢の十手/Umezawa’s Jitte》
2:《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》

4:《謙虚/Humility》
4:《相殺/Counterbalance》

3:《Tropical Island》
3:《Tundra》
1:《Scrubland》
4:《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
3:《汚染された三角州/Polluted Delta》
4:《不毛の大地/Wasteland》
3:《ミシュラの工廠/Mishra’s Factory》
1:《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》
1:《アカデミーの廃墟/Academy Ruins》
1:《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》

Sideboard

3:《根絶/Extirpate》
3:《名誉回復/Vindicate》
4:《もみ消し/Stifle》
4:《呪文嵌め/Spell Snare》
1:《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》

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シカール「さて、大変作者の趣味が滲み出してるところですが、各デッキタイプに対しての動き方について説明していきましょう!」

ケンバ「はい、まずクリーチャー主体のデッキに対してですが、まず負けることはありませンバ。序盤に相殺独楽orマナクリーチャーを展開し、謙虚を張り次第クリーチャーと生体武器で殴るだけで勝てるンバ。サイド後はエンチャント・アーティファクト除去を積み込んでクロックが遅くなった相手に名誉回復で土地・クリーチャーを破壊し、根絶でクロッカーを減らしながら生体武器で殴れば勝てるはずなンバ。」

ケンバ「次にコントロール相手に対しての動きについては、もともとミシュラがいるので相性を考えれば問題なく勝つことができるンバ。特にコントロールはデュアルランドを多数使用する傾向があるので、メインではるつぼ+不毛ギミックが、サイド後ではもみ消し、名誉回復が大いに刺さると考えられるンバ。」

ケンバ「最後にコンボ相手については、相殺で、ANT・ベルチャー・ヴァラクート・Hive Mindを、謙虚でショーテルを完封することが出来るンバ。サイドの根絶・もみ消し・名誉回復を考慮すれば、コンボはお客さんといえるンバ。」


ケンバ「このデッキの弱点は、まず謙虚主体ゆえの「基本的攻撃力の乏しさ」、横並びに広げていくデッキゆえの「ディードへの弱さ」、アーティファクト主体ゆえの「無のロッドの影響力」、この3点が挙げられるンバ。」

ケンバ「そこで、攻撃力の乏しさへは墨蛾の生息地による「感染」、ディード・爆薬に対しては「もみ消し」、無のロッド対策としの「呪文嵌め・名誉回復」を、メイン・サイドに散りばめてあるンバ。」

ケンバ「以上、生体武器の特色を存分に生かし、またレガシー界においてあらゆるタイプに勝利を収められるデッキに仕上げることが出来たンバ!」

シカール「すばらしい!お疲れ様でした、ケンバさん!」





シカール「さて!今回のレッツ・ヴィンディケート、いかがでしたでしょうか?明日はお早めにカードショップへ行き生体武器を買い占めることをおすすめします!」

ケンバ「1人4枚までにしておくのがマナーなンバな、今日これを見てくれた方が生体武器の名誉回復をしてくれることを願ってるンバ。」

シカール「ケンバさんありがとうございました!ではまた来週!」

シカール「レッツ!」

ケンバ「ヴィンディケート!」

コメント

宮さん
2011年4月14日15:38

うわぁ・・・

デンタク
2011年4月23日3:18

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